2020年08月03日

Jagdkommandoの始め方〜銃の話〜

どうもマルメの鷹です。
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先日、私のtweetが久しぶりにバズりました。


オーストリア陸軍特殊部隊Jagdkommando仕様のSteyr AUGStG77です。
これもめちゃくちゃ気合いの入った一丁なので解説したいと思います。


◆Background
前提として、やはりオーストリア陸軍の一番の特徴はSteyr AUGを使用していることです。
20世紀末の世界の潮流として、ブルパップARが持て囃された時期がありました。
オーストリア軍のAUGはもちろん、フランス軍のFAMAS、イギリス軍のL85と欧州の陸軍でいろいろ開発されて使用されていました。
その理由は他の人が解説してるでしょうからここでは解説しませんが、AUGはブルパップライフルとして特に成功した方の一丁なのですが、その後世界の流れとしてはブルパップから伝統的なライフルに戻りつつあります。
フランス軍はHK416Fに主力ライフルが切り替わりましたし、イギリスはL85を使用していますが世界の冠たるSASはL119A2、CTSFOはMCXとブルパップを使用しておりません。
そんな中で、陸軍一般部隊、特殊部隊共にAUG/StG77を使い続けるオーストリア軍はかなりの特殊例ではありますが、それだけ国産企業Steyr社の主力製品を重要視しているということでしょう。


◆AUG/StG77
旧来の形はかつて東京マルイ Steyr AUG ミリタリーとしてライフルスコープのついたものが発売されていましたが、今は絶版となっています。
近年、GHKからガスブロードバックAUGが出ていますね。
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ただ現行のJagdkommandoで使用されているのは、ライフルスコープに3面のピカティニーレールのついたAUG A3 SFになります。
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拡張性と格好良さの合わさった素敵なスタイルなのですが、残念ならこれはどこも商品化されていないんですよね。
それに一番近い形を再現するためのアイテムは、Clawgear AUG MODULAR SCOPE MOUNTがオススメです。
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一時期、国内正規代理店としてLaylaxがClawgearを仕入れるはずだったのはずですが、最近の流れをみるとどうやらその話はお流れになったみたいですね……。
手に入れるためにはオーストリアから自力で輸入する必要があります。
ちなみに金属パーツのサイドレールは輸入できないので、自分が3Dプリントで製作しております。
見事手に入れた人は御連絡してください。ネジとレールは私がお作りします。


◆AUG/StG77の光学機器
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これが一番わかりやすいJagdkommando現行StG77ですね。
ピカティニーレイルにAimpoint M2/M3がついていますが、Aimpoint M2/M3の使用例が一番多いです。大抵はラバーカバーしてあります。
その他Aimpoint T1ないしはT2の使用例が確認されています。
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◆AUG/StG77のレーザー/ライトモジュール
レーザー/ライトモジュールとしては、現行はRheinmetall DefenceのVario-rayが採用されています。
私の場合のVario-rayは裸の男爵さまの3Dプリンタ製のダミーを使用しています。
購入希望の方は、お聞きしてみるとよいかと!
参考ブログの当該記事を貼っておきます。
また付属のスイッチはLLM-01のスイッチと同じモノです。
VFC製のLLM-01で商品化されていますので、それを使用しても良いですが、自分はスイッチ部分だけ3Dプリンタ製作しました。
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ちなみにですが、かつてはLLM-01も使用例がありますので、それを使うのもありかとおもいます。
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◆AUG/StG77のサプレッサー
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サプレッサー使用例としてはAse Utra社のSound suppressorの使用が公表されています。(参考URL)
が、これはどこもエアガン商品化されていないので、難しいですね……。


◆Clawgear AUGスタイル
その中でも今回バズったAUGは、Clawgearが販促のために挙げた写真で使われていたモデルの再現になります。
なのでJagdkommandoにおいてもっとも一般的なスタイルではないので、ご注意ください。
Clawgear製のM-LOK Handguardを使用されたモデルになります。
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こちらの入手はかなり困難で、現在Clargearの主製品はEU圏内でしか手に入らないです。
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自分もハンドガードが色んな方の好意で手に入れることが叶いましたが(もちろん合法です)、Heatshiledは手に入らなかったので3Dプリンタ製です。
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また今回は北部工廠さんのカートディフレクターを使用しています。


Jagdkommandoは色んな種類のカートディフレクター使っているのですが、その中でもスリムなものを再現して頂いてとても助かっています。

こういう細部に神は宿るので、買って損なしです。


◆東京マルイAUGから寄せていくTips
ちなみにフラッシュハイダーの形は純正の東京マルイ Steyr AUG ミリタリーや、スペシャルレシーバーのタイプの太古から伝わる正ネジハイダーではなく、AUG ハイサイクルのハイダーが現行のJakdoハイダーに近いですから、換装をオススメします。
細かいことを更に言うとコッキングハンドルも形上はハイサイクルの形が現行型なのですが、色がOD色ないので、私はミリタリーのハンドルをそのまま使っています。
更に言うとAUGミリタリーとスペシャルレシーバーには、レシーバー右側にサイドレイルがついていませんから、自分はハイサイクルのサイドレールをレシーバーに穴開けて取り付けました。
細かいところも頑張って寄せていきましょう。


といった感じで、銃に関してはとりあえずこんな感じでした。
その他、Jagdkommandoでの使用例のある銃についてです。



◆その他の銃
◇Glock17
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ハンドガンとして一番使われています。
ロアーをFDEカラーに変えていますね。
フラッシュライトは確認されているのはSurefire X300-Aと、Glock GTL22ですね。
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◇P90
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P90は詳しくないのですが、LLM-01付けて、AUGではほとんど使用例のないEotechも載せていますね。
乱暴にM4のBFG Ten Speed Mag Pouchに、P90のマガジン差しているのが印象的です。


◇MG74
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WWⅡでドイツの使っていた名作軽機関銃MG42の近代化されたものです。
これは古い写真なのですが、新しい写真でも車両に搭載して使用しているのが確認されています。
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◇M870
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主にブリーチング用途で用いられています。
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とりあえず主たる銃はこんなものでしょうか。
次回は装備について語りたいと思います。
次も長くなるぞぅ……。





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Posted by マルメの鷹  at 14:59 │Comments(0)紹介装備

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